機会原価は、ある案を選ぶことで断念する最良の代替案の利益です。資金や作業時間・設備に制約がある場合、その資源を他の用途へ使えない影響を捉えます。
案件Bを選ぶと、Aを選んだ場合の正味キャッシュフロー9,500円を断念します。Bの4万2,000円からこの代替案の9,500円を引くと、Bの相対的な有利額は3万2,500円です。本例ではこの差を機会利得と呼びます。
これはBを選ぶと追加で3万2,500円だけ入金されるという意味ではありません。B自体の正味額は4万2,000円、Aとの比較差が3万2,500円です。個別の正味額と差額を混同しないようにします。
自製/購入でも、空いた設備に代替用途がなければその用途の機会原価はゼロとなることがあります。一方、外注すれば別製品から利益を得られるなら、その利益を比較に含めます。