卸売業は、メーカー等から商品を仕入れ、小売業や他の事業者へ販売します。小分け、品ぞろえ、保管、配送、信用供与、販売情報の提供などを通じて、売り手と買い手の間をつなぎます。受注・売上・債権と、発注・仕入・債務を一体で理解しやすい業態です。
自社倉庫や委託倉庫に在庫を置く場合は、受注に応じて在庫を引き当て、不足分を補充します。一方、仕入先から得意先へ直送する取引や、必要な都度調達する取引もあります。倉庫を持たないという理由だけで、すべてを仲介業者と分類することはできません。
直送では、受注、仕入先への発注、納品確認、売上、仕入の記録を共通番号でつなぎます。自社倉庫で入出庫しなくても、契約に基づく納期や品質、請求・支払の管理は残ります。本人として商品を販売するのか、代理人として手数料を得るのかは、契約上の役割と商品の支配等を確認して区別します。
取引先との注文交換には、EDI、Web受注、API、電話やFAXなど複数の手段があります。電子化の目的は二重入力や照合の負担を減らすことですが、数量・価格・納期の相違や変更には例外処理と担当者の判断が必要です。