在庫は、商品や材料等を、販売・製造・業務利用のために保有している状態です。会計上の棚卸資産には、商品、製品、半製品、原材料、仕掛品のほか、営業活動等で短期間に消費される事務用消耗品等も含まれます。販売管理システムでどこまで扱うかは、企業の業務と生産・原価・会計システムとの分担によります。
商品は外部から購入して販売するもの、製品は自社等で製造した完成品です。原材料・部品は製造のために使い、仕掛品は製造途中のもの、半製品は途中段階でも保管や販売の対象となるものを指します。包装材や消耗品等の区分も、用途と管理方針をそろえて決めます。
仕掛品は製造現場で管理することが多いものの、棚卸資産や在庫管理の対象外になるわけではありません。工程間の受渡し、保管場所、委託先にある数量等を、生産・原価管理とつなぎます。販売管理では完成品だけを見るというモデルを使う場合は、その対象範囲を明示します。
在庫には複数の軸があります。自社の物か預かり品かという所有・契約上の区分、どこにあるかという所在、良品・検査中・返品・販売停止等の状態を分けます。倉庫にある物がすべて自社資産とは限らず、自社資産でも委託先や輸送中にある場合があります。