独立ケースAは固定費103万円・限界利益率40%、Bは固定費77万2,500円・限界利益率30%です。どちらの損益分岐点売上高も257万5,000円ですが、分岐点を超えた売上から得られる利益の増え方が違います。
同じ売上高300万円なら、Aの営業利益は300×0.4−103=17万円、Bは300×0.3−77.25=12万7,500円です。Bの41万5,500円という利益は、売上が396万円あることによるもので、Aより常に収益性が高いとはいえません。
Bでは固定費負担が小さい一方、売上が増えたときに残る限界利益の割合も小さくなります。需要が低い場合と高い場合、価格や単位変動費が変わる場合を分けて比較すると、経営判断に役立ちます。
限界利益率が低下したという事実だけで経営全体を悪化と決めることもできません。販売量、資本負担、品質、供給リスク等を含め、目標とする利益・現金・リスクの組合せを考えます。