前の例の既存ROAは内部利益2,400万円÷資産6,000万円=40%です。新規事業の単純な投資利益率は利益1,400万円÷追加資産4,000万円=35%で、既存ROAを下回ります。
合計後の資産は1億円、利益は3,800万円なのでROAは38%です。40%から38%へ下がるため、部門ROAの維持だけを重視すると、新規事業を避けたくなる可能性があります。
一方、内部利益の金額は1,400万円増えています。収益率の低下だけでは、その事業が会社の価値を損なうと判断できません。必要な資本の収益と将来のリスクも比べる必要があります。
この例は一定の資産額と1年間の内部利益を使う単純化した比較です。正式な投資評価では時点や利益の定義をそろえ、複数年の増分キャッシュフローでNPV等を確認します。