決算整理では、元帳の残高が実態と対応しているか、取引の漏れや期間違いがないかを確認し、減価償却や各種見積りなども反映します。現金・預金、売掛金・買掛金、在庫、税金、仮払・仮受等を科目の性質に応じて点検します。
現金は実査し、預金は銀行明細・残高証明等と帳簿を照合します。差があれば、未計上の引落し、未確認入金、処理日差、誤記、不正等を調べます。実際の残高へ数字を合わせるためだけに、原因不明の仕訳を作りません。
売掛金・買掛金は、相手先別明細、請求・入金・支払の記録、必要な残高確認等を使って点検します。監査上の外部確認は独立監査人の手続であり、通常の経理の照合と役割が異なります。未着請求や未反映返品など、決算日前後の取引も調べます。
確認した差異は根拠、訂正理由、承認とともに記録し、補助簿と元帳の両方に整合させます。電子証憑への参照も維持します。決算後の倒産等で決算日時点の回収可能性について新しい証拠を得た場合などは、後発事象として修正・開示の検討につなげます。