LESSON 48 / 53

第2節 連結財務諸表

グループ内取引の消去

読了目安 約2分第5章
音声で学ぶ本文を見ながら、音声でも確認できます。

連結では、グループ内の債権・債務と、内部取引の売上・費用を相殺します。以下は親会社Aと子会社Bだけの例で、税金や期首在庫を省略し、すべて掛取引とします。

Aは外部から1個10万円で仕入れた商品100個を、Bへ1個12万円、計1200万円で売りました。Bは100個すべてを外部顧客へ1個20万円、計2000万円で販売したとします。Aの原価は1000万円、Bの原価は1200万円です。

未決済の内部債権債務を消す仕訳は、借方:買掛金1200万円/貸方:売掛金1200万円です。内部売上とその対応原価を消す仕訳は、借方:売上1200万円/貸方:売上原価1200万円です。

連結売上はA1200万円+B2000万円-内部1200万円=2000万円。連結売上原価はA1000万円+B1200万円-内部1200万円=1000万円です。グループ外への利益1000万円と、外部顧客への売掛金2000万円が残ります。

実際は決済状況、計上期間、通貨、値引き等の差異を調べ、両社の内部取引明細を一致させます。買掛金と売掛金の名前が同じ額だけ消せば終わる処理ではありません。

このレッスンの用語

用語集へ
全数販売した子会社の売上原価

子会社Bが親会社Aから1個12万円で100個仕入れ、外部へ100個すべて販売し、ほかの原価要因がない例では、Bの売上原価は1200万円です。連結では内部販売に対応する1200万円を消去し、グループが外部から取得した原価を残します。

ここまでの内容を確認できましたか?

完了にすると、学習の記録に保存されます。

改訂版 基準日 2026.10.31

2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について