連結では、グループ内の債権・債務と、内部取引の売上・費用を相殺します。以下は親会社Aと子会社Bだけの例で、税金や期首在庫を省略し、すべて掛取引とします。
Aは外部から1個10万円で仕入れた商品100個を、Bへ1個12万円、計1200万円で売りました。Bは100個すべてを外部顧客へ1個20万円、計2000万円で販売したとします。Aの原価は1000万円、Bの原価は1200万円です。
未決済の内部債権債務を消す仕訳は、借方:買掛金1200万円/貸方:売掛金1200万円です。内部売上とその対応原価を消す仕訳は、借方:売上1200万円/貸方:売上原価1200万円です。
連結売上はA1200万円+B2000万円-内部1200万円=2000万円。連結売上原価はA1000万円+B1200万円-内部1200万円=1000万円です。グループ外への利益1000万円と、外部顧客への売掛金2000万円が残ります。
実際は決済状況、計上期間、通貨、値引き等の差異を調べ、両社の内部取引明細を一致させます。買掛金と売掛金の名前が同じ額だけ消せば終わる処理ではありません。