前項と同じ仕入・内部販売の条件で、Bが外部へ売ったのは10個、残り90個が在庫だとします。Aは100個の内部販売で1200-1000=200万円の利益を個別に計上していますが、グループ外へ売れたのはその一部です。
Bの在庫90個は、Bの帳簿では90×12万円=1080万円です。この中にAが上乗せした90×(12-10)万円=180万円の利益が含まれます。グループ全体ではまだ外部へ売っていない利益なので、未実現利益として消去します。
消去仕訳は、借方:売上原価180万円/貸方:商品180万円です。内部売上・対応原価1200万円も前項と同様に消去した後、在庫は1080-180=900万円、連結売上原価は1000+120-1200+180=100万円になります。
連結売上は外部10個×20万円=200万円、連結売上総利益は200-100=100万円です。900万円の在庫と100万円の売上原価の合計は、グループ外から取得した原価1000万円と一致します。税効果や非支配株主への帰属等は、この基礎例とは別に検討します。