LESSON 49 / 53

第2節 連結財務諸表

未実現利益の消去

読了目安 約3分第5章
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前項と同じ仕入・内部販売の条件で、Bが外部へ売ったのは10個、残り90個が在庫だとします。Aは100個の内部販売で1200-1000=200万円の利益を個別に計上していますが、グループ外へ売れたのはその一部です。

Bの在庫90個は、Bの帳簿では90×12万円=1080万円です。この中にAが上乗せした90×(12-10)万円=180万円の利益が含まれます。グループ全体ではまだ外部へ売っていない利益なので、未実現利益として消去します。

消去仕訳は、借方:売上原価180万円/貸方:商品180万円です。内部売上・対応原価1200万円も前項と同様に消去した後、在庫は1080-180=900万円、連結売上原価は1000+120-1200+180=100万円になります。

連結売上は外部10個×20万円=200万円、連結売上総利益は200-100=100万円です。900万円の在庫と100万円の売上原価の合計は、グループ外から取得した原価1000万円と一致します。税効果や非支配株主への帰属等は、この基礎例とは別に検討します。

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未実現利益の消去仕訳

内部販売された在庫に含まれる利益を消すため、連結上で借方:売上原価/貸方:商品とします。例えば販売先の在庫1080万円に内部利益180万円が含まれるなら、在庫を900万円へ減らし、売上原価へ180万円を加算します。内部売上と対応原価の消去も合わせて行います。

内部販売100個の利益200万円

親会社Aが原価1個10万円の商品100個を1個12万円で販売した場合、売上は1200万円、売上原価は1000万円、利益は1200-1000=200万円です。連結ではグループ内に残る在庫に含まれる利益を別途消去します。

在庫90個の未実現利益180万円

内部販売先に90個が残る場合、在庫は90×12万円=1080万円、内部利益は90×(12-10)万円=180万円です。在庫金額から求めるなら、1080万円×(12-10)÷12=180万円。分母は販売元の売価であり、原価への上乗せ率20%とは区別します。

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改訂版 基準日 2026.10.31

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