まず単式簿記で露天商の営業成績を確認してみましょう。
最初に自己資金4万円と借金4万円,商品の仕入れに使った8万円の支出を記録します。そして翌日からは,売上1万円の収入と仕入5000円の支出を記録していきます。すると10日目を終えた段階で,手元に5万円の現金が残っていることが分かります。
単純に考えると,現金5万円から初期投資8万円を差し引いて,3万円の赤字ということになります。しかし,手元には現金だけでなく仕入値で8万円相当のアクセサリー160個も残っています。これらもストックとして評価する必要があります。単価の異なるアクセサリーを仕入れたり店舗設備を購入すると,儲けの計算はさらに面倒になってきます。
この現金だけの帳簿では、在庫8万円と借入金4万円等を合わせた状態が分かりません。現金5万円を初期の商品購入8万円と単純比較して赤字とするのは誤りです。10日間の売上10万円から売れた商品の原価5万円を引いた利益は5万円で、財産と負債も合わせて記録する必要があります。