安全性を見る基本指標に、流動比率、自己資本比率、固定比率、固定長期適合率があります。どの科目を含めるかは資料の定義を確認し、以下では同じ定義で期間比較します。
流動比率=流動資産÷流動負債×100です。流動資産200万円、流動負債100万円なら200%ですが、在庫が売れず売掛金も回収困難なら、期日の支払に使える現金が不足することがあります。100%という一つの数値で資金繰りを断定しません。
自己資本比率=自己資本÷総資産×100です。自己資本が損失を吸収する余地を考える指標ですが、必要な水準は事業やリスクによります。連結での自己資本は純資産から非支配株主持分等を除いて定義するので、資料間の比較では範囲を確認します。
固定比率=固定資産÷自己資本×100です。固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)×100とは別の指標です。固定資産120万円、自己資本100万円、固定負債50万円なら、固定比率120%、固定長期適合率80%になります。
効率性には売上債権回転期間=平均売上債権÷月平均売上高、棚卸資産回転期間=平均棚卸資産÷月平均売上原価などがあります。期間の長期化を見つけたら、決済条件、季節性、在庫政策、回収遅延等の原因を調べます。短いことだけを優先して欠品や顧客との取引を損なわないようにします。