LESSON 16 / 53

第2節 貸借対照表と損益計算書の読み方

貸借対照表の記載内容:資産

読了目安 約3分第2章
音声で学ぶ本文を見ながら、音声でも確認できます。

日本基準の貸借対照表は、資産の部、負債の部、純資産の部で構成されます。資産の部には現金・預金、売掛金、棚卸資産、設備などを記載し、その性質に応じて流動資産と固定資産等に分けます。

通常の営業循環で生じる売掛金や棚卸資産などは、正常営業循環基準によって流動資産に分類します。これ以外の項目では、原則として決算日の翌日から1年以内に回収・費用化等するかという1年基準で判断します。長期の滞留債権等には個別の取扱いもあります。

固定資産は、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産に分かれます。土地・建物・機械は有形、ソフトウェアや特許権は無形、長期の貸付金や投資目的の有価証券等は投資その他の資産の例です。

資産は単なる「換金できる持ち物」の一覧ではありません。認識・評価の基準に従い、減価償却、貸倒見積り、減損なども反映します。例えば月額クラウドサービスの料金は、形がないから必ずソフトウェア資産になるわけではなく、契約で得る権利とサービスの内容を確認します。

このレッスンの用語

用語集へ
有価証券報告書

金融商品取引法の提出義務のある発行者等が、事業・財政状態・経営成績等を報告する書類です。上場会社以外が対象となる場合もあり、提出義務や期限は該当要件で確認します。電子提出・閲覧には金融庁のEDINETが使われます。旧法名や株主数500人という条件だけで現行の義務を判定しません。

棚卸資産

通常の営業過程で販売する商品・製品、製造途中の仕掛品、製造等のための原材料・貯蔵品などの資産です。数量・保有範囲と取得原価を確認し、通常の販売目的のものは収益性の低下による簿価切下げも検討します。実地棚卸と帳簿・保管場所の記録を照合します。

ここまでの内容を確認できましたか?

完了にすると、学習の記録に保存されます。

改訂版 基準日 2026.10.31

参考資料と適用範囲を確認する

制度の対象・適用時点は本文を参照してください。取引や企業によって取扱いが異なります。

2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について