LESSON 30 / 53第1節 代表的な業務プロセス
回収方法による会計処理の違い
売掛金の回収は、振込や電子記録債権等の決済方法に応じて記録します。振込予定や支払通知と、実際の着金は別のイベントです。入金明細を確認し、対象の請求・債権と照合します。
普通預金へ1万円が振り込まれた場合は、借方:普通預金1万円/貸方:売掛金1万円です。当座預金に入れば当座預金を使います。現金を受け取った場合は現金を使い、受領記録と現金の実在を確認します。振込でも口座改ざんや誤送金への対策が必要です。
受取手形を受領した際は、借方:受取手形/貸方:売掛金として債権の種類を振り替えます。現金が増えたわけではありません。満期日に取立てが完了し着金を確認したら、借方:預金/貸方:受取手形とします。電子記録債権も、発生と決済の段階を区別します。
紙の手形・小切手の電子交換所での交換は2027年3月末に廃止予定です。銀行ごとに発行・取立受付の終了時期が異なるため、振込や電子記録債権への移行と、残る債権の決済方法を確認します。交換の終了と、すべての手形の法的な無効化は同じではありません。
受取手形
取引先から受け取った手形に基づく債権を表す科目です。受領時に売掛金から振り替えても現金は増えず、期日の取立て・着金を確認して決済します。紙の手形・小切手の電子交換所での交換は2027年3月末廃止予定で、銀行ごとの発行・受付終了等を確認します。支払期限は実際の契約・券面等で確認し、「30日」を常に一律の1か月と読み替えません。
裏書譲渡
約束手形の裏書等の要件を満たして、手形上の権利を別の者へ譲ることです。裏書人から被裏書人へ移りますが、決済されない場合の遡求等の負担が残り得ます。紙の手形の交換終了予定と、残る手形の法的な取扱いを区別します。
ここまでの内容を確認できましたか?
完了にすると、学習の記録に保存されます。
改訂版 基準日 2026.10.31
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2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について