LESSON 37 / 53

第2節 業務プロセスの関連実務

売上原価の計算

読了目安 約2分第4章
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製造業では,製品の原価は簡単には分かりません。1つの製品を作るにも複数の原材料,人件費,様々な経費を使います。共通の原材料や設備を使って,複数の製品を生産することもあります。そこで,製品の原価を求めるには,かかった費用をいったん集計して配分する原価計算が必要になります。

製造原価は材料費,労務費,経費に分けて計算します。材料費は製品の原材料にかかった費用のことで,主要な原材料費以外に包装費などを含みます。労務費は製品を製造するために働いた従業員の人件費で,給与・賞与・諸手当から福利厚生費までを含みます。経費はそれ以外の費用で,電力料・水道料のほかに製造設備や工場の減価償却費などがあります。

これら材料費,労務費,経費はさらに直接費と間接費に分かれます。直接費は製品と直接的に対応付けできる費用,間接費は製品と直接の対応付けが難しい費用のことです。

完成した製品の原価と、当期に販売した分の売上原価は区別します。未完成分は仕掛品、完成して未販売の分は製品在庫に残ります。サービス業や受託開発でも、案件・サービスを原価対象にし、作業記録や共通費の配分を使うことがあります。

このレッスンの用語

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原価計算の集計期間

製造間接費等を月単位で集計・配賦する運用は一般的ですが、日々の進捗・入出庫の記録と両立します。実際原価を確定する時点と、業務データを取得する時点は別です。未着請求や見積りと実績との差も調整します。

直接費の対応づけ

どの製品・作業等にいくら使ったかを合理的に直接測定できる費用を直接費とします。例えば車1台への鋼板の使用量や、作業記録から分かる担当時間は直課できます。複数製品に関わる人件費でも時間を把握できる場合があり、単に複数製品を担当しただけで必ず間接費とは決まりません。

直接費と間接費に分かれます

材料費は直接材料費と間接材料費,労務費は直接労務費と間接労務費,経費は直接経費と間接経費に分かれる。

製造原価

製品の製造のために生じた原価です。材料費・労務費・経費等を集計し、仕掛品から完成品へ振り替えます。完成した分が製品原価となり、販売した分が売上原価となるため、製造原価全額がその月の費用になるとは限りません。

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改訂版 基準日 2026.10.31

2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について