資金収支の実績把握では、どの理由で預金や現金が増減したかを調べます。財務報告のキャッシュフロー計算書は営業・投資・財務の区分で過去の動きを示し、日々の資金繰り表は口座別・期日別の管理などに使います。両者の資金の範囲は確認が必要です。
半年から1年程度の月次計画では、売上・仕入・回収・支払・設備投資・税金・借入等の予定を組み込みます。直近の数週間から数か月は、日次や週次で予測を具体化し、銀行の実績で更新します。
例えば期首資金100万円+入金予定200万円-支払予定250万円なら期末見込み50万円です。ただし月中に支払が集中すれば、一時的に不足することがあります。期末残高だけでなく日ごとの最低残高も確認します。
不足が見込まれれば、回収条件、支払予定、投資時期、借入枠等を検討します。余剰資金も、必要な流動性と安全性を確保し、承認された方針に従って運用します。株式投資を標準的な余剰資金対策とはしません。
キャッシュフロー計算書の現金同等物は、容易に換金でき価値変動リスクが僅少な短期投資です。実務上の取得日から満期まで3か月以内などの条件を確認し、長期投資が満期目前になっただけで自動的に含めないようにします。